介護保険施設は介護保険サービスによって提供される公的な介護施設で、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護療養型医療施設(療養病床)の3つに分類されます。その特徴と、それぞれの仕事内容をまとめました。
介護保険施設とは、介護保険サービスのひとつとして利用できる居住型の介護施設です。必要とする介護ケア・医療などにより、中等度の要介護高齢者を対象とする「特別養護老人ホーム(特養)」、退院後の自宅復帰を目指す「介護老人保健施設(老健)」、比較的重度の要介護者を対象とする「介護療養型医療施設(療養病床)」の3タイプに分かれます。
さらに、2018年4月には介護保険法の改正に伴い、長期的な医療を提供する「介護医療院」が新設されました。
参照元:有料老人ホーム検索「探しっくす」(https://www.sagasix.jp/knowledge/hoken/kaigohoken-seido-service/)
介護保険施設では、それぞれの施設で提供するサービスが異なります。特養での仕事内容は、食事・入浴・排泄介助といった生活支援がメイン。リハビリやレクリエーションなども担当します。
老健は在宅復帰を目的としているため、身体介助に加えて通院同行・リハビリテーションを実施。医師や理学療法士などと連携したケアを提供します。
介護療養型医療施設(療養病床)は重度の要介護者を対象とするため、生活系のサポートよりも痰の吸引・経管栄養・酸素療法といった医学的管理下でのケアが中心となります。
利用者の自宅を訪れて行う訪問介護・訪問看護サービスは、利用者との距離が近いのがポイント。1人1人の利用者の状況・性格・生活スタイルなどを考慮して、キメ細やかなケアを提供したい…と考える人に向いているでしょう。
| 夜勤はある? | 介護保険施設は居住型となっているため、どの施設でも夜勤業務が発生します。夜間に入居者の体調が悪化するなど、トラブル対応も仕事のひとつとなります。夜勤は基本的に複数人で行われるケースが多いですが、確認はしておくべきでしょう。 |
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| 何がきつい? | 身体介助業務が比較的多く、体力的な負担が大きめ。夜勤などでは少人数での対応が求められるため、肉体的にしんどさを感じることもあるでしょう。また、慣れていない場合は医療的なケアを「責任が重い」と感じるかもしれません。 |
| 何が楽しい?やりがい? | 介護保険施設は利用者の介護度が比較的高く、食事・入浴・排泄介助など、より実践的な介護スキルを身につけることができます。修得したスキルは他の施設でも十分に役立つため、転職時の大きな武器となるでしょう。 |
| 必要な資格はある? | 介護度の高い利用者がケア対象となるため、介護福祉士などの法的資格の保有が求められます。施設によっては、看護師・理学療法士・作業療法士といった専門資格も重宝されるでしょう。 |